理不尽をぬぐいきれない。。。
2021年10月26日
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自転車で下校途中で事故に遭遇した生徒。2回目の出廷。母親も私も
緊張でした。1回目より2回目の方が慣れるということはなく、むしろ
一回経験しているのでより緊張するのです。母親がナーバスになって
私に大丈夫だろうか、とか、どうなるのか、とか、とにかく安心できる
言葉を求めてきますが、私自身が予想もできないのでそれに対して
平静を保つことだけで精一杯です。
争点は当然双方の言い分がことなるところです。日本語がわからな
かった生徒(12歳)は事故当時の証言は不利です。言われたこと
がわからなくても怖くて早く家に帰りたい気持ちから、質問にはい、
はい、と答えたのですから。
自転車で横断の場合、横断歩道がかえって不利になることがあり、
法律で守られる、という概念はありますが、法律で道徳的には理不尽
に思えることもあります。
母親は日本の法律をすべて知りません。しかし真面目に順法精神をもって
シングルマザーとして子どもを育てています。子どもに自転車を買う時に、
「道路をどこでもいいからと渡らないように、横断歩道のところを渡ること」
を条件にしました。横断歩道は自転車を降りて渡ることは知らずに。子どもは
母親の言いつけを守り、横断歩道上を自転車で渡りました。
普通自動車と自転車、横断歩道を自転車をおりずに渡った自転車の
方が加害者、、、、なんとも、、、、納得できないです。