「Todo bem(大丈夫)」は大丈夫じゃない
2021年07月16日
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使う言葉によって相手に与える印象はかなり違います。同じ国、文化でも
そうであるのに、異国、文化が異なればなおさらです。
私がいつも「そこは大丈夫じゃないでしょ!」と思うことが多々あります。
本当に多々あるので思い出せないくらい例はあるのですが、いくら頻繁
にあっても慣れることはありません。
例えば、経済的に困っている保護者に食料品を支援する時、「学校に取りに
来られますか?」と聞くと、「Todo bem」と言われることがあります。
取りに来れるという返事です。
ある貴重なイベントへの参加の招待があり生徒2人が参加できます。校内で
2人を選考しました。そして、その生徒2人に参加のチャンスがあることを伝え
ました。とても有難い貴重な機会です。
その話を聞いてどう反応するか?日本人の私が予想できるのは、
「ありがとうございます!是非参加したいです。」となります。では、
ブラジル風はどうなるかというと、「Todo bem」なんです。
そのイベントの日に参加できるという事実を答えているんですね。
いや、そうじゃないでしょ、そこは「大丈夫」と使うとこじゃない、
「ありがとう」でしょ!と。このセリフ、今まで何度言ったことかわかりません。
言葉一つで相手が喜んでくれるだろうと期待したこちらの感情は撃沈です。