線引き

線引き
国には国の、地域社会には地域社会の、企業には企業の、それぞれ
ルールがあります。当然学校にも学校独自のルールがあります。

国が違えばそれは異なりますし、地域社会によっても違います。それは
そこにいる人たちにとって不利益にならないよう、安全を守るため、公平
であるため、そして秩序を保つためであるという前提で成り立ちます。

当校でも独自のルール作りが必要でした。最初から落ち度のないルール
作りをすることは無理でした。なぜなら、当然ルールに入れなくても常識
ということがそうでなかったり、明文化しなくてもわかるはずのものがそう
でなかったり、想定外の連続でした。なので、ムンド校のルールは失敗と
経験を重ねて成り立っています。

ムンド校独自のルール(校則)は、事が起こり追加、修正、見直しの連続で
した。現在は設立から18年ですから、そこに手を加えることは少なくなって
きています。(起こりうる問題がある程度一巡した感じです。)

この独自のルール作りには常に「線引き」が求められます。皆が納得して
文句の言えないものが求められます。

問題はこの線引き、長年の経験と失敗からきていますから、マニュアルが
ないことです。課題はこの線引きをどう継承していくかです。