差別と区別
2020年11月20日
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「私たち夫婦はカテゴリーが一段階違うので結婚がすごく大変でした」と日本で知り合ったインド人夫婦から聞いた言葉です。インドでは結婚は基本同じ階級同士でないと難しいらしいです。
仕事で初めてペルーに行った時、日本は先進国であるという自負と日系人の多い国という意識で、日本人のステータスに疑問はありませんでした。が、日系人のステータスが高いわけでなく、むしろ成功する日系人は安全でない話を現地の日系2世の方から聞きました。そして、ペルーには見えないカーストがある、と。
ブラジルは移民の国、ブラジルは、、、と行きましたが、、現地に移住した日本人の方から、この国は2割の白人がコントロールして8割の貧しい人が暮らしている、と。そして、黒人奴隷解放で黒人の労働力の代わりに日本からの移民の受け入れが始まった、と。
差別にうとかった私は結構な衝撃を受けたことを覚えています。
1990年代から日本に住む南米の人たちと関わり、特に外国人学校をスタートしてからは顕著に日本にも差別があることを実感しています。同じ日本人同士でも、ましてや外国人に対しては特に、、、、
この差別は人間が作り出した負の遺産そのものだと感じています。
区別はあっても差別がない方がいいですね。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org