経験しないとわからない
2020年05月22日
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外国人を雇用する会社が外国人従業員のパスポートを預かるということが以前ありました。そのことを当時ボランティア通訳をしていた私は、知り合いの外国人の人たちから聞きました。そんなことしていいのか?とか、法的に問題ないのか?とか、それは不当じゃないか、とか疑問に思いました。外国人側の立場になればそう感じることは当然のことでした。
それから随分と月日が経ちました。今ではそのような状況はほとんど聞きません。
学校がスタートしてから17年、これまでも採用した教師の問題は色々ありましたが、今回起きたことは初めてで最悪のケースでした。信用していた教師が職務を全うせず、無断欠勤、職場放棄、そして学校への未払いを完済せずにいなくなりました。(無断欠勤した日に黙って日本を出国していたのです。)事実が分かった時は信じられませんでしたが、受け入れるしかありませんでした。学校に与えた物理的、精神的影響はかなりのものです。何よりも生徒たちに対する責任放棄は到底許せません。
パスポートを預かる方法をとっていた企業、きっとこういうケースを経験してのことだったのだと実感しました。物事は一方向からだけではわかりませんね。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/