子どもたちのヒーロー
2019年08月23日
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今月25日から柔道の世界選手権(東京オリンピックの前哨戦)が東京で開催されるため、8月14日ブラジル柔道選手団総勢52名が強化合宿のため浜松入りされました。
今回で4度目の浜松となる選手団の人たちは、2017年と2018年の2回合宿で大変お忙しい中、合間ぬって学校を訪問して下さり子どもたちと交流をしてくれました。今年は子どもたちが選手団が宿泊されているホテルにお邪魔させて頂き、世界選手権前の緊張ムードの中わずかな時間でしたが交流をさせて頂きました。
子どもたちの憧れは、リオデジャネイロで最も治安が悪いとされるファベーラ(スラム街)出身で数々の困難を乗り越えどれだけの努力をされたのか想像できませんが、リオ五輪で金メダル(女子57kg級)を獲得したラファエラ・シルバ選手です。2017年初めて学校を訪問して頂いた時彼女は多くの子どもたちに囲まれ、ブラジル人の誇りとして大喜びでした。ラファエラ選手の貴重な話を聞けた子どもたちは大きな勇気をもらえたのです。
当校にいるすべてのブラジル人の子どもたちは、親が出稼ぎで日本にやってきたのですから決して恵まれている環境ではありませんが、自分たちよりももっと大変な環境を乗り越えて夢を実現したラファエラ選手は子どもたちのヒーローです。
交流会最後に挨拶をされたラファエラ選手は、この世界選手権で勝てば来年のオリンピックに出場が決まるので頑張りたい、と力強くおっしゃっていました。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/