支援を受ける側
2019年07月12日
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困った時はお互い様、という言葉が日本にはあるように世の中捨てたもんじゃないですね。それは、そう思わせてくれるような人たちがいるからです。
「生徒の一人が栄養状態が悪く、頭痛をうったえることが度々あるから心配だ」と担当教員から報告がありました。これまでその教員は自らが家でつくったものをお昼に一緒に食べていたようですが、あまりにも目に余って報告してきたのでした。家庭状況を調べたところ、食べる物にも困っている事情を抱えていることがわかりました。母親の病気が原因で家庭の経済状態が悪化したようで、またその生徒には多くの兄弟がいることで大変な状況でした。
私たち教職員の間でも出来ることをしようと食材を集め、また日頃から生徒たちのことを応援して下さるご支援者の方々にもお願いしましたところ、たくさんの食材が集まりました。
集まった食材を生徒の家に届け、母親が仕事に早く復帰できるまでサポートしていきたいと思ってます。
ムンド校自体がこれまでにたくさんの方々のご支援を頂き現在があります。ご支援を受ける側の心構えは忘れてはいけないと思っています。
支援を受ける側は支援下さる方々への感謝とともに支援に慣れることには決してなってはいけないと感じています。頂いた支援によって自立に向かうことがご恩返しと考えています。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/