言葉と学習
2018年10月12日
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外国人学校としてひとくくりに考えられることが多く、外国人学校=帰国の為の教育と考えられがちです。確かにそのような外国人学校が多いのは事実です。
ムンド校は南米系外国人学校で、ブラジル本国、ペルー本国のカリキュラムに従っていますが、日本にある外国人学校ですから、日本語教育も母語教育同様に力を入れています。従って、生徒本人が努力すれば両言語出来るようになりますし、日本でも母国でも進学、就職が出来るような環境を整えています。つまり、ムンド校の教育は日本に軸足を置いた教育を目指し、日本でも母国ブラジル、ペルーでも進学者を輩出しています。
日本にこれからもずっと住み続けるから日本の学校でいい、ブラジル、ペルーに帰国する予定だからムンド校がいい、のではなく、「学習についていけているかどうか」が重要です。学齢期の子どもにとって学習の積み上げが大事であり、概念習得が不可欠です。日本語が出来なくて学習が出来なければ母国語で学習すればストレスも少なく保護者も巻き込むことが出来、保護者の協力が得られます。習得が出来なければ思考が出来なくなります。
言葉はツールであり、年齢は問いません。いつでも母国語以外の言語を学習することは出来ますが、学習は「その時」が重要なんです。アジアからたくさんの留学生が来日し、1年程で日本語をマスターして日本の大学に入学するのが良い例です。学習が積みあがっているので言語を習得すれば日本人同様に勉強出来るのです。
学齢期の空白期間を作らないことが大事です。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/