ダブルリミテッド
2018年05月02日
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当校にもダブルリミテッドの子どもが何人かいます。日本の学校から編入してきた子どもたちです。
日本語を話せるようですが、日本語での読み書きが出来ない、母国語を話してますが、母国語の試験をするとかなり点数が悪いのです。両方とも中途半端、両言語とも日常会話の簡単な会話はできても思考、推測を伴う会話は理解できない、読み書きの力も年齢相当からかなり落ちてしまっているのです。
そのような子どもに担当教員が指導、注意すると、学校で注意された内容を家に帰って保護者に子どもが伝えると、内容が間違って保護者に伝わっている場合がほとんどです。理解できてないからです、母国語であっても。
早い段階で気づけばいいですが、日常会話では日本語も母国語も話せるように見えますので、へたをするとバイリンガルと勘違いされます。本人自身も両方中途半端を認めることはかなりきついことなんです。
このような状況ではなかなか解決策が見つからないのが現状です。ダブルリミッテドの最大の問題は思考が出来ないことです。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/