母語保持
2018年02月26日
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2003年ムンド校をペルー人学校(スペイン語圏の子どもたちの学校)として立ち上げ、2005年からブラジル人の子どもたちのためのポルトガル語クラスを開設し、現在まで両言語の子どもたちを受け入れてきました。
学習指導要領を本国に従い、本国のカリュキュラムで学習をして、外国語として日本語を勉強しています。つまり概念習得を母国語で行い日本語を積み上げる形です。能力のある子は学習を積み上げながら両言語を駆使できるようになります。
日本に住む南米の子どもたちにとって日本語は大事ですが、親との共通言語である「母語」はもっと大切です。今までの経験から全くの個人的な感想ですが、ペルー人の保護者とブラジル人の保護者の方々を見ていますとブラジル人の方が母語保持を大切にする人が多いようです。
私が大学に入学する頃はスペイン語は世界第三番目の言語でしたが、現在は英語に次いで第二番目になっています。ブラジル高校課程ではスペイン語が必修になっています。ペルー人の保護者の人たちにも自分たちの母語がとても価値のあるものだと気づいてほしいものです。ケセラセラでは嫌ですね。
ムンド・デ・アレグリア学校HP
http://www.mundodealegria.org/