犠牲

犠牲


親が子どもの犠牲になることはあまり違和感を感じませんが、子どもが親の犠牲になることは胸が痛くなることです。親は子どもを産んだ責任がありますから、子どもの心身の健康に気を付け養育する義務がありますからそのような事にならないはずです。

280人の生徒を見ていると、そのようなケースが少なくないようです。子どもは弱者ですから、結局親の犠牲になることが少なくないのです。日本の学校で不登校になり家からなかなか出れなかったブラジル人の女の子。当校に小学生の低学年で編入してきた時は学校の入口からなかなか中へ入れなかったことを昨日のことのように思いだします。それから8年、元気に通ってきていましたが、家でのトラブルは小さくなかったようです。壊れかけてしまいました。

本気で子どもを守ろうとする親御さんには学校として協力できることもあるでしょうが、学校だけで子どもを守ることはできません。限界を感じる瞬間です。